トランクルーム
2016年12月17日

[新潟] 快活なおばちゃんがもてなす入江の宿 民宿末広荘 [佐渡・小木]

夏休み佐渡の旅6日目です。5日目はこちら→民宿たきもと

宿に着いたところから読みたい方はこちら

この日も天気は晴れて、民宿たきもとを出発した私たちは一路小木へと向いました。私のせいで寝不足となってしまった友人ですが、実はこの日は友人が本土へと戻ってしまう日であり、ふたり旅の最後の日ということでなるべく楽しもうと意気込む私でしたが、友人はやはり眠そう。しかしそのまま走り続け約一時間ほどで小木へと到着しました。

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最後の日が晴れなのはありがたい

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眠そうな友人

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そして小木に到着

たきもとのおばちゃんの話から、小木は風情ある港町を想像していたのですがそうでもなかったです。しかし小さめながらも田舎らしい商店街があり、それなりに観光地を意識している面もちゃんと見られたのでちょっと好印象でした。観光案内所が周りから大分浮いているオシャレ建築だったのも面白いですが、しかしやっぱり小木といえばたらい舟。のぼりも沢山たっていました。

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乗りませんでしたが、中はお土産も売ってました

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たらい舟

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オシャレな観光案内所

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小木の街並み。右横の「寄れっちゃ」とある建物は後ほど紹介します

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路地。やはり田舎町の真髄は路地にあると思います

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店先にはこういった屋号付きの行灯が並んでいました

小木にはコンビニなどはなく、個人商店が頑張っている印象。平日ということもあって全体的に観光客は少なめ
だったので、小木観光も割とすぐ終わってしまいました。そう大きくない町ですしね。何より疲れてそうな友人のため、あまりお腹もすいていませんが少し早めの昼食をとることとしました。友人も「お〜し行くかぁ」と力なく喜んでいました。

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昼飯は小木にある「まつはま」へ

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店内

事前情報で美味いという評価が多かったので期待しつつ入店。店内は他に客はおらず、店員の大将と(たぶん)その息子さんが愛想よく出迎えてくれました。
正直そこまでお腹がすいてるわけではないので「なんでもいいかなぁ〜」とつぶやく友人でしたが、佐渡で肉料理を食うというのもどうなんだということで「時価」と書かれた焼き魚定食を注文。何種類かあったので、私はカンパチのカマ焼きと、友人はサバかなんかの塩焼きにしました。
少し寂しく思いながらも友人が乗るフェリーの時間を確認したりしていたら定食が到着。写真はありませんが、値段にしては(確か1700円くらい)少なめな量の定食を残念に思いながら食べてみると、これが結構美味しい。口の中でとろける程に柔らかいカンパチのカマはまさに絶品でしたが、それと同時にご飯もまた美味しい。これまでの宿の夕食でのご飯もおいしかったですが、ここのは特殊な炊き方をしているのかお米がやけにツヤツヤしていてかなり美味かったのを覚えています。友人の焼き魚も少し貰ったのですが、これも脂がのっていて非常に味が良い。口コミの評価の高さがが納得できましたが、やはりもう少し値段が安ければと思いました。

店を出た私たちが次に向かったのは、小木港のすぐ近くにある矢島・経島へ。小木港ではたらい舟に乗りませんでしたが、それはこの矢島でたらい舟に乗るためでした。たらい舟はここいらに三箇所くらい乗り場があるのですが、その中でも最も景観が良いと思われるのがこの矢島だったので、そこで乗ろうと決めていたのです。
原付でのどかな道を走ると目立つ看板があるのですぐにわかりました。看板の案内通りに進むと入江に到着し、矢島のたらい舟乗り場に到着です。

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たらい舟受付

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たらいって結構大きいんですね

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店内。有名人のサインが沢山ありました

この入江に到着するまでの道のりも結構良い道で期待が膨らんでいましたが、たらい舟に乗れる矢島の入江も想像以上に美しい場所でした。友人も既に疲れと眠気のピークを越えていたようで、ちょっとテンションも上がり気味になってきました。
ともあれとりあえず私たちはたらい舟に乗るため受付へと向かい、チケット(500円)を購入。「外のたらい舟乗り場でお待ち下さい」と言われたので乗り場で待つために外へ出ると、佐渡の民謡が流れ始めました。どうやらここではたらい舟に乗ってる間は佐渡の民謡をスピーカーで流してくれるようで、それが良い演出になっています。「いいねぇ〜」などと笑いながら乗り場で待っていると、舟漕ぎのおばちゃんがきてくれました。

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おばちゃんにチケットを渡してたらい舟へ

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出発!

桟橋からたらい舟に乗る時「なんか怖いな〜」と笑っている友人に「大丈夫だから、ゆっくり乗ってみ」と言ってくれたおばちゃんの言う通り、多少揺れたものの案外すんなり乗船できました(おばちゃんがおさえていてくれたおかげですが)。たらい舟の真ん中には水中が見えるように四角窓のようにガラスがはめ込まれており、その四角形の木枠の角に一人ずつ座るのがたらい舟の乗り方のようでした。最後におばちゃんが乗り込むと、そのまますい〜っと進み始めました。

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ここから水中が見えるのです

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入江の右側

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言わずもがなとても綺麗な海をたらい舟で行くのはかなり面白く、独特な漕ぎ方で進む舟の乗り心地も悪くありません。舟を進めながら「あそこにいるのはずんべ(ブリの幼魚)っていうんだよ」とか「このウニはうんたらかんたら(覚えてない)」と色々楽しく解説してくれて、透視たらい舟を大満喫。
その他色々雑談をしましたが、「昔はたらい舟でこっから本土へ行くこともたまにあって、本土へは大体18時間くらいで着いてたみたいだよ」と言うおばちゃんの話は嘘のような本当の話で、本土にいる恋人に会いに行くためにたらい舟の乗って行くなんてこともあったそうな。ということで「凄いけど途中で沈んだりしそうで怖いよなぁ〜」と至極真っ当な感想を言うと「たらい舟ってのはそこらのボートやなんかよりも波に強いんだよ」「ちょっとつかまっててごらん、ホレっ」と言ってたらい舟を盛大に左右に揺らしてきましたが、確かに水の一滴も入ってこないほどにバランスが良く、傾いたまま横転しそうな気配すらもありませんでした。こんな大きな桶のようなものにここまでの安定性があるとは、中々あなどれません。
その後「ちょっと漕いでみるかい?」ということで、待ってましたと言わんばかりに友人が「じゃあまずは俺から」と名乗りをあげましたが、これはかなり難しそう。

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おばちゃんの指導を受けながら漕ぐも、ただ横を向くだけで進まないたらい舟

「おばちゃんの凄さがわかる」と漕ぐのを代わってくれた友人に「一瞬でマスターしてやるよ」と大口を叩いた私ですが、結果は悲しい程に前に進まず「ちゃんとやれや〜」と友人に罵声をあびせられて情けなく終了するという体たらく。思ったよりはるかに難しい漕ぎ方に、おばちゃんの熟練を感じざるおえませんでした。「いきなりまっすぐ漕げる人は滅多にいないよ」というおばちゃんの言葉通り、とても難しかったです

その後おばちゃんに漕ぐのをバトンタッチしてそのまま桟橋へ。たらい舟は入江を一周するコースを取るので大体10分くらい。おばちゃんによっては心ばかりの寄り道をしてくれるらしいので多少差はあるみたいですが、ともかくこの10数分は結構楽しめました。やはり乗るべきは景観の良い矢島のたらい舟だと思います。

たらい舟を思いっきり楽しんだ私たちは周囲の散策へ。ここは入江を一周できるようになっているので、徒歩で散策できます。

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赤い橋が特徴的。右側が入江です

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橋を渡ってすぐのところに建っている別荘

入江の左側には赤い太鼓橋があり、そこを渡ると地名になっている矢島ということでした。そこには一棟の別荘があるのですが、ここはもう使われなくなって随分経っているようでかなり痛んでいます。管理も十分にされていない様子ですが、この別荘については色々と面白い話を聞けたので後ほどご紹介します。

「こんなところに住んでみたいな〜」という友人ですが、確かにこんな綺麗なところに住めたら色々面白そうです。この別荘を実際に借りられたら絶対泊まりに来るのに、勿体無いことです。

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別荘のすぐ横にはこんな綺麗な浜があるのです

別荘の奥には更に橋があり、地名にある経島に行ける通路になっているので渡ります。

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メガネ橋には釣り人も。この他にも何人か釣り人を見ました

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キメ顔の友人。この後ろの建物は物置として使われていましたが、ここが宿だったら絶対泊まってみたい

経島の方には古い建物や舟の発着場などがあったりして、少し和製カリブの海賊的な雰囲気で面白かったです。上でも書きましたが、あの古い建物なんかをどうにかして利用できたら面白いのになぁと思う次第です。

一通り矢島・経島の観光も終わったところで友人と別れる時間も近づいてきたので、そのまま休憩などもせずにこの日の最後の観光ポイントである宿根木へ。ここは佐渡の中でも有名な観光地で、様々な撮影などにも使われているそうですが、この矢島からほど近いところにあるので大体10分くらいで到着しました。

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宿根木に到着

ここは道沿いに大きな駐車場があり、その道路向かいにたらい舟乗り場があるのでとても分かりやすく、宿根木という地区も妙に木造の建物が密集しているので結構特徴的な場所でした。

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宿として営業している伊三郎。ここは是非泊まってみたい

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素敵な飾り

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その横には飲み屋も。昼から客の姿がありました

宿根木は何組か観光客の姿もあり、駐車場にも結構車が泊まっていたので週末や長期休みの時期なんかは結構人でごった返しそうな印象。さすが有名観光地といったところですが、あまり広くはないところなのでこういうところに実際住んでいる人はそういう環境をどういう風に思っているのか気になるところです。

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木造の家が並ぶ集落では消火栓は重要でしょう

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石畳に重厚な板張りの家屋が並ぶ景観はとても趣があります

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腰板について

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(おそらく)民家

船大工が作った家屋が並んでいるのが宿根木の特徴らしいですが、それぞれの家屋に使われている板も船に使われていた板材なのだそうな。外観は質素ですが、その色合いや密集具合が重厚な街並みを作り上げているようでとても趣がありました。住民の姿も何人か見かけましたが、とても人付き合いの濃そうな環境ですね。

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宿根木で最も有名な三角家。ここは内部を見学できるのですが

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残念ながら閉館日でした。。

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簡素だが凝った造り

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ちゃんと使用できる井戸もありました

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旧郵便局の看板。これだけでもとても目立ちます

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新旧入り混じったような公会堂。ここでどんな会合が開かれているのだろうか・・・

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個人的に最も気になった家屋。「個人住宅なので云々」とあるので中には入れませんでしたが、とても立派なお宅でした。地域の有力者が住んでいるのでしょうかかなり広そうです

狭い石畳の道をウロウロと探索していると何軒かの喫茶店や内部見学ができる家屋もありましたが、あまり時間もなかったのでそこらへんはスルーしました。しかし思ったより狭く、現代的な洗練さの見られない歴史の感じられる街並みは、とても心に響くものがありました。出来れば地元の人と話をしてみたかったですが、それはまたの機会にチャレンジしてみたいと思います。友人もひとしきりの撮影と観光を終えて非常に満足そうだったので、宿根木観光はこれまでにして私たちは再び小木へと向かいました。そこで彼とはお別れです。

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宿根木の街並みの道路向かいにある港。たらい船も何組か乗っていましたが、やはり景色は矢島が良いですね。こちらはこちらで楽しそうですが

小木にはすぐに到着。私もこの翌日には小木港から佐渡を発つためここに止まりますが、友人は車の関係もあって両津に戻ってそこから船に乗るということでした。「じゃあこの辺で」「ああ。なんか寂しいな〜」と別れの言葉を告げる私たちですが、こういった遠く離れた土地で友人と合流して一緒に旅行をする機会なんて、もしかすると今後もう無いかもしれないと思うと、なんともいえない寂しい気持ちになりました。少しの雑談の後、貴重な時間を一緒に過ごしてくれた友人に「じゃあ気をつけて」「ああ、そっちも気をつけて」とお互い簡単な言葉を交わして別れ、走り去っていく友人を見送った時の気持ちは、普段中々味わえない経験だったと思います。またこんな旅行をしてみたいものだと、そんな風に思いました。

さて、友人と別れた後はもう宿に向かうだけなのですが、夜食のためにお菓子でも欲しかったのでスーパーを探しに彷徨うことに結果たんぽぽとAコープという小さなスーパーを見つけましたが、結局後者でパンを買い、少し小木の街をふらつきました。(このスーパーは小さなコンビニくらいの規模しかありませんでしたが、港街にあるだけあって鮮魚の品揃えがかなり充実していて面白かったです)

目的もなくブラブラしていると、先ほどは気がつかなかった建物を発見。上の方で書いた「寄れっちゃ」という幟のたっている建物だったのですが、自由にトイレを使っていいということだったので入ってみると、そこが中々面白い施設でした。

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ただの民家風ですが、休憩にも利用できるとのこと

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入ってみるとこんな感じ。元々は飲食店だったようです

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そして更に奥に行くと休憩所もあり

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自由に飲めそうな飲み物も用意されていました。なんだか面白いぞ・・・

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中には綺麗な風呂場もあり

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どうやらここは素泊まりもできるそうで、二階は泊まり客のみが行けるようになっていました

中には誰もいませんでしたが、ここはどうやら常時開放している休憩所兼素泊まり宿の施設なようでした。後で調べてみたところ、これは佐渡に住む有志の人たちで運営されている「寄れっ茶屋」というプロジェクトだそうで、島内に40数軒こういった施設があるそうな。ただそれぞれ業種が違うようで、どこでも泊まることができるわけではなさそうですが、全てに共通しているのは「休憩所」である、という部分でしょうか。佐渡に来る前にここの事を知っていたら是非泊まってみたかったですが、それなりの人数で泊まるのも面白そうです。良いプロジェクトですね、頑張って欲しいです。ちなみに素泊まりの料金は2500円くらいだったように思います。

ある程度ブラブラしたら宿へ。この日の宿はたらい舟に乗った矢島にあるのですぐに到着しました。

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こんな風に看板がでているのでわかりやすい

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しばらく進むと集落に出て

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宿に到着です

この日の宿の末広荘は、たらい舟乗り場までにある短い道の途中にある中々リッチの良い宿。徒歩1分くらいで乗り場まで行けるので散歩にもちょうど良いです。

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宿の目の前にはおけさ荘という宿も

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乗り場方面に行くと又七という宿も。最初この宿に泊まろうと電話をしたのですが、休みということで泊まれませんでした

原付を適当なところに止めて早速宿へ。玄関に向かう手前の窓で女将さんと出会ったので、そこからドタドタと玄関に出迎えにでてきてくれました。
「いやぁいらっしゃい」と初っ端からフランクな女将さんはとてもハキハキしたおばちゃんでした。少しの雑談の後「兄ちゃん独身か?」という言葉には笑ってしまいました。民宿といえば宿の人との身近な距離感が最大の長所(と思っている)ですが、いきなり「独身か?」と言われたのは初めてです。「はい(笑)」と答えると「だろうなぁ、独身じゃなきゃこんなとこに一人で旅行に来られんわ」と鋭いことを言い放つおばちゃん。面白い人です。

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夜に撮った写真ですが、玄関の様子

そんなセリフにびっくりしながらも丁寧に部屋まで案内してくれるおばちゃん。途中「もうフロには入れますか?」と聞くと「じゃあ入れるようにしとくから、とりあえずゆっくりしとき」ということだったのでとりあえずすぐにさっぱりできそうです。そんなこんなで部屋に到着。

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階段を上ったところ。右のドアの向こうは洗面所とトイレがあります

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階段方面を撮った廊下の様子

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そして部屋っ

部屋は二人くらいまでは十分に泊まれそうな広さで、掃除もキチンとされていました。写真の右側には窓とテレビもあり、一人旅なので中々快適に過ごせそうです。

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フェイスタオルと歯ブラシ、そして民宿ではちょっと珍しいバスタオル付き

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浴衣もあります。帯はヘナヘナでしたがそこが良い

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窓からの眺め

部屋の襖には鍵がないのでそういうのが気になる人には辛いかもしれませんが、経験上鍵がないことで何かトラブルがあったことがないので無問題。
部屋に案内されて一息つくと「飲み物は冷たいお茶があるけどあったかいのとどっちが良い?ちょっと暑いから冷たい方が良いか」と冷えた麦茶を1.5リットル瓶いっぱいに持ってきてくれました。やっぱり暑い日は麦茶に限るのでおばちゃんの心遣いに感謝。
部屋でも少し雑談。「兄ちゃん一人で来たんか?」「三日間くらい友達と佐渡を巡ってたんですが今日別れました」「そ〜かい、じゃあ今夜はちょっと寂しいな」とふふっと笑うおばちゃん。確かに夜は色々思い出してしんみりしそうですが、このおばちゃんが中々好人物なので楽しい一晩になりそうだとも思いました。

ちょっと話すとおばちゃんは部屋を後にしたので、少し休憩した後風呂場へ。まだ時間は早いですが、風呂に入ると気持ちも一新するというものです。風呂場は一回の玄関から見て左側にあります。

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以前行った七滝荘レベルの狭い脱衣所。もし誤ってだれかが入ってきたら一発で終了です

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まさに人ん家のフロといった感じ。でもちゃんと綺麗にしてありました

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案内

フロは一人用でしたがそれでもこういった土地で入る家庭的な風呂も気持ちが良いもので、色々と物思いにふけりながらゆっくり入ることができました。ちゃんとシャンプーやリンスもあるのでそこらへんも大丈夫。

風呂から上がって少しおばちゃんと話すと夕食は6時からということなので、少し周囲の散歩に出かけることにしました。

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宿の斜め向かいには小さな浜もあり、波がおだやかなので泳ぐにはもってこい

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もちろん水も綺麗

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夕焼けが美しかった

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集落にある神社。銅製の鳥居でしょうか、珍しいです。ここではどんな祭礼が行われるのでしょうか

散歩と言ってもすぐに終わってしまうほど狭いエリアなので、ほとんど海を見て過ごしていました。末広荘の斜め向かいにある浜は小さくて人もおらず、心を落ち着けるには格好のポイント。ここでしばらく澄んだ海と夕焼けに染まる空を見ていると、なんだかとてもしみじみとした気持ちになってしまいました。

ある程度しみじみした所で宿に戻ると「おかえり〜」とおばちゃんが出迎えてくれて「夕食になったら呼ぶから、部屋でゆっくりしてて」と、まるで帰省した息子にかけるような言葉をかけてくれる暖かさを嬉しく思いながら部屋へ。テレビを見てのんびりしていると声がかかったので夕食を食べに一回の食堂へと向かいました。

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夕食!この他、味噌汁と食後に梨ももらいました

やっぱり佐渡はどこでも海鮮が豊富に出てきて嬉しいかぎりですが、中でも揚げ物は特に嬉しい。さっぱりした刺身なんかを毎日食べていたので脂っこいものが恋しくなってきていたのです。もちろんその味もよく、魚のフライも柔らかくてホクホクしていてすぐに食べきってしまいました。煮付けも味がしっかりしていてご飯のお供にはちょうど良いし、塩辛も変な生臭さもなく美味しかったです。しかし、佐渡の宿は今のところ100%の確率でカレイが出てきますね。

パクパクと食べているとおばちゃんが話しかけてきて色々と話をしました。おばちゃんは話好きらしく、いろんな事を話したり聞いてきてくれたりするので夕食の時間もとても楽しい。「どう?ご飯たりそう?」「これだけあれば大丈夫。すごく美味しいし」から始まった雑談の内容を簡単にまとめると

⭐︎矢島の別荘は、昔はお金を取って見学、休憩できるようになっていて、おばちゃんはかつてそこで働いていた。「あの家は釘を一本も使ずに流木を組み立てて作られていて、当時は床もピカピカしていてうぐいす張りの床は良い音がしたんだよ」とのこと

⭐︎別荘の横にある眼鏡橋では、いけすを作ってブリを養殖して別荘の二階の食事処で出していたが、網を破って逃げたり夜な夜なブリ泥棒がブリを盗んでいくのでやめてしまった

⭐︎夏休みなんかは1日に2~300人くらいたらい舟に乗せるらしい。今年の夏はこのせまい集落の道に車の渋滞ができていた

⭐︎昔は朝に「今日は予約がないな」と思っていても、夜には満室なんてのはザラだった

⭐︎佐渡には災害がなくて良い。しかし物価は高い

⭐︎昔5年間東京に住んでいた。「ああいうとこに行くとワクワクする」とキラキラ顔のおばちゃん

⭐︎矢島の赤い太鼓橋は、今でも夏になると子供達の恰好の飛び込みスポットになっているそうな。私も飛び込みたい。。

そんな興味深く面白い話を夕食の時間中ず〜と話していました。やっぱりこういう地元の話は最高に面白い。しかしあの別荘がかつては観光客に解放されていて、おばちゃんが若いころそこで働いていたというのは驚きました。どうやら今は小木の酒屋の主人があの別荘の持ち主らしく、そうなってからほとんど手入れもされていないそうな。全くもって勿体無いことですが、当時はどんな感じだったのか写真でも見せて貰えば良かったと今にして思います。私もあの別荘の中に入ってみたい。

「友達と別れたから寂しかろ?最近は一人旅の女の子も泊まりに来るけど、あたしは一人旅なんかしたら寂しくなって泣いちゃうよ」と笑うおばちゃんはなんか妙に可愛らしかった。「寂しいかと思ったけど、おばちゃんと話ができたからあんま寂しくなくなった」と言う私に「ははは、そりゃ良かった。次は彼女を連れておいで」と笑いながら返すおばちゃんは、まるで二人目のお母さんのような感じがしてとても温かかったです。ここは間違いなく良い宿だ、とそう思ったのでした。

夕食後「今日の朝釣ったヤマメがあるんだけど、明日の朝焼いてもらって良い?」とやや遠慮がちに聞くと「なんだ、早く言ってくれれば夕食に焼いてやったのに」というおばちゃん。ここは場所柄釣ってきた魚を調理してくれという客が多いらしく、そんなこと遠慮すんなという感じだったので朝食に出すようにしてもらいました。

夕食を平らげた後は、昼間に目をつけていた矢島からほど近いところにある温泉「おぎの湯」へ。佐渡にはいくつか温泉がありますが、佐渡の温泉に入るのはこれで2箇所目です。最近改修したばかりのようで、施設はとても綺麗でした。

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夜のおぎの湯

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館内は全く人がおらずBGMのみが聞こえるばかり

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いつも思うんですが、こういった施設で髪を染める人って本当にいるんでしょうか

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ちょっとした休憩所

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ここから浴場

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温泉分析表

脱衣所に入るといくつか使用中らしいロッカーがあったので客はいるらしい。貸切状態ではないが湯船は広々と使えそうだとちょっとワクワクしながら浴場へのドアを開けると、ムアっと温泉らしい匂いを伴った湯気が体を包んできました。湯船には人はおらず、数人が体を洗っているだけの浴場へ踏み出すと、妙に床がヌルヌルしているのが気になりましたが、そのまま体を洗って温泉に浸かると床のヌルヌルの理由も納得。この温泉自体が、強いヌルヌル感のある温泉ということでした。もう入った瞬間からわかるヌルヌル感は秩父の千鹿谷鉱泉とどっこいと言ったところで、なんだか肌にとても良さそう。入り心地も良く、上がった後もしっとりしている大変に良いお湯でした。昼間だったら、窓からの眺めも良さそうです。

一時間くらいしたところで温泉からあがりましたが、最終的には私を含め二人しか入浴客がおらず大変気持ち良かったです。島にこういう温泉があるのは良いですね。そんな良い気持ちでポカポカしながらおぎの湯を出ても、まだまだ夜は始まったばかりということでまだ宿へは帰らず、夜の宿根木へと向かいました。宿から近いのでとても便利です。

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昼間もやっていた飲み屋。夜は結構賑わっていました

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夜の三角家

夜の宿根木は昼とはまた違った顔を見せてくれました。昼間に行った時は住民の姿も少なく、ほとんど町の音のようなものが聞こえなかったのですが、夜はそれぞれの家屋からちゃんとテレビの音や住民の話し声、笑い声なんかがそこらじゅうから聞こえてきて「これが本来の宿根木の姿なんだなぁ」と、町の変わりようを面白く思いました。街灯だけを頼りに宿根木の狭い石畳を歩くのは中々オツなもので、住民の生活音を聞いて歩く自分のよそ者感もまた、どこかしみじみとした良い気分にさせてくれました。夜の宿根木、オススメです。

その後宿根木散策を終えて、道路向かいにあるたらい乗り場付近でしばらくぼーっとした後宿に戻り、朝に捕って茹でてもらっていたタコをつまみにしながら夜を過ごしました。友人も無事に新潟港に戻って宿を探しているというメッセージが来たので、私も安心して就寝しました。

翌朝、朝食は8時からということだったので朝の散歩へ。この日も気持ち良い晴天だったので、原付でそこらへんを走りに行きました。

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登校中の中学生や、原付に乗って登校している女子高生なんかとすれ違ったりして楽しかった

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晴れた朝の爽やかな佐渡を満喫して宿に戻るとちょうど朝食の時間。「ご飯できたよ」とタイミング良く呼んでくれたので、そのまま食堂へ向かいました。

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ちゃんとヤマメも焼いてくれました。食後にはスイカも

昨日の注文通りヤマメを焼いてくれたおばちゃん。ちょっと皮が焦げ気味だったものの骨まで食べられるくらいに良く焼けていて美味しかった。その他朝食らしいメニューが並びますが、朝でも刺身がでてくるのがとてもありがたい。朝食も夕食同様、量も十分にあってとても美味しかったです。

食事が終わっておばちゃんと話していると「悪いんだけど、これから病院に行かないといけないから先にお金をもらってもいいかい?」と聞いてくるおばちゃん。この日私は12時45分くらいに出発の船に乗る予定だったので、チェックアウトギリギリの10時までここでゆっくりしようと思っていたので「じゃあもうチェックアウトか。12時までどうしよう」なんて考えていたら「船に乗るのは昼頃からだろ?だったら兄ちゃんが出て行く時にドアを閉めてってもらえればいいからゆっくりしてていいよ」と驚きの提案をしてくれました。こういうところはドアに鍵なんてしなくても大丈夫なことは分かりますが、客一人を残して出かけるとは、なんだか嬉しいような心配なような、ともかくおばちゃんの大らかさには脱帽です。やはり民宿泊まりはこういう面白いことがあるからやめられません。

その後しばらく雑談した後に出かけるおばちゃんを見送って、私一人となった宿という貴重な時間を満喫した後10時30分ごろ出発。見送る時「次は彼女を連れて来なよ」とまた言われてしまったので、次に来る時は彼女と一緒に来ようと思います。

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次に佐渡にくる時は必ず


※今回泊まった末広荘は、おしゃべり好きのおばちゃんのおかげでとても楽しい一晩になりました。食事も美味しかったし、地元の話を沢山聞けたのもとても良い思い出です。場所柄周囲の環境も良く、たらい船乗り場まで続く道も短いながらそこはかとなく風情があるので、宿泊スポットとしても面白い場所にあると思います。次に佐渡に来るときもまた、おばちゃんに会いに末広荘を利用したいと思います。

<追記>
写真の張り忘れがありました。以下、食堂とトイレの様子です。

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食堂。週刊女性 民宿の家という看板が気になります

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トイレ。清潔でした


民宿末広荘:一泊二食付き 7560円
民宿末広荘(佐渡観光ナビ)
posted by ネギ at 01:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新潟 佐渡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年11月08日

[新潟] プライベートビーチのある珍しい民宿 民宿たきもと [佐渡・相川]

夏休み佐渡の旅5日目です。 4日目はこちら→ドンデン山荘

宿に着いたところから読みたい方はこちら

とんでもない霧の中、山を下って行くと宿の人が言っていた通りすぐに霧は晴れ、同時に道中の不安も晴れていきました。どうやら雨も降らなかったようで、昨日置き忘れた帽子も無事回収しドンデン山を下り切ると、ここからはかなり時間に余裕があります。

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曇り空

というのも、本来のこの日の予定はこのドンデン山を降りてから北上し、島の北端にある二ツ亀で海水浴でも楽しんだ後そのまま外海府側(佐渡では本土側を内海府、日本海側を外海府というらしい)を南下し相川へと移動するルートを考えていたのですが、どうやらこの日は雨模様の天気の様だったので予定を変更して、佐渡の真ん中を突っ切って相川あたりで何かしら遊ぼうという予定になったのでした。そのためこの日のメインの予定は一つしかないので他は適当に、という感じになりました。

とりあえず佐渡の真ん中を突っ切る350号をずっと通るのも面白くないので適当に走り、途中にあった酒屋に寄ったりしましたが特に欲しいものもなかったので再び走り出したところ、何やら物騒な雰囲気の家を発見。

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一体何があったのでしょうか

友人と「これはかなりヤバイな」などと言いながら停まってまじまじと見てしまいましたが人の気配はしませんでした。隣にけんしんという中傷の対象となっている店舗があったのですが、私怨でしょうか。とても気になりましたがあまり長居するのも恐いので程々に出発しました。

そのままふらふらと気持ち良く走っていると佐和田の文字が見え、そちらに向けて走っていたら佐和田海水浴場へ到着しました。

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看板

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誰もいません

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素敵な桟橋

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海水浴場の目の前にある駐車場に原付を駐めてここでひと休憩することにしました。海岸は時期が外れていてしかも平日なので当然誰もおらず、海の家も閉まっています。しかし海は大変キレイでくらげもいなかったので十分泳げそうです(泳ぎませんでしたが)。海岸まで行きあたりを見回すと、なんとも海水浴客を楽しませるために作られたかのような素敵な桟橋があったので、その先端で休憩をすることに。友人もまた同じことを思っていたようです。

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橋と友人

桟橋の上から海を見ると、底まで見えるかなりクリアーな海中に小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えます。どうやらフグが群れをなして泳いでいるようで、たまにちょっと大きめの何がしかの魚が泳いでいました。釣竿を持っていた私は「おし、休憩がてら釣りでもするか」というと「お、やろうやろう」と友人も乗り気だったので、余っているぶどう虫をエサにフグ釣りをして遊ぶことにしました。

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虫注意

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かわいいです

「海の魚がぶどう虫なんぞ食うんだろうか」と思ったのですが、仕掛けを投入するやいなや大挙して食いついてくるフグ達。餌取り名人のフグにとってはなんでも食の対象のようでした。しかしいかんせん小さいフグなのでうまいこと針がかりせず何匹もオートリリースしましたが、途中でコツを覚えて何匹か釣りあげることに成功。膨れるフグをつついたりしながら大はしゃぎの私たちでしたが、「毒は大丈夫なのか?」と必要以上に毒を怖がる友人もまた面白かったです。

しばらくフグ釣りをして楽しんでいたら昼飯の時間になっていたので移動を再開しました。私は昼飯はときわ館で食べようと思っていたのですが、友人は新潟住みの住人から教えてもらった「初」という寿司屋に行きたいようで一悶着ありましたが、なんだかんだでときわ館に行くことに決定。350号線を少し戻り、ときわ館を発見しました。

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ここは事前に調べたところ、穴場的な店で量が多く味もよしという評判が結構あったので気になっていた店でした。なんでも定食の量が値段の割に相当多いらしい。そういう店が私は好きなのです。

店の表に今日の日替わり定食が書いてあり、それが肉じゃが定食だったので少し嫌な予感がしながらも入店。魚が食べたかった私は「日替わり定食は肉じゃがだが、通常メニューに魚の定食はあるだろう」と思っていたのですが、メニューを見てみると魚系の通常メニューがありませんでした。
「(魚の定食が)ないぞ・・・」とぼそりと呟く友人。「ああ・・・」と返答する私ですが、友人に対して非常にきまずい状況です。「とりあえず店員さんに(魚の定食があるか)聞いてみよう」とささやく友人にまかせて聞いてもらったところ、鱈があるから鱈の定食ならできますと店員さん。しかし私も友人もあまり鱈の気分ではなかったので「店員さんに謝って、店を出ることにしよう」と決め、店員さんに深々と頭を下げて店を後にさせてもらいました。それなのにとても愛想のよかった店員さんには本当に申し訳なかったです。ときわ館さん、その節は本当に申し訳ありませんでした。

ときわ館を出たあと「ちゃんと調べないからぁ」と友人に軽く怒られた私ですが、それでも少し嬉しそうな友人の心には、「初」に行ける嬉しさがあったのでしょう。ときわ館での食事が無しになったからには、そこに行くしかないのですから。

「初」まではそこまで遠くもなかったので、ちょっとのツーリングの後に到着しました。

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少し道をそれるとこんな風景になる佐渡

お店の駐車場に原付をとめていざ入店。回ってない寿司屋に行くのは本当に久しぶり(自分の金で行ったのは初めて)だったのでちょっと不安でしたが、ランチタイムということでランチメニューがあって安心しました。私と友人は同じ1000円くらいのメニューを注文し、待つ事しばし、寿司が運ばれてきました。

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店内

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昼飯

写真右のところてんのようなものは、佐渡の郷土料理のいごねりという代物。女将さんいわく「うちの自家製なんですよ。醤油をかけて食べてくださいね」ということだったので醤油を少しかけて食べてみると、見た目通り海藻入りのところてんといった感じ。しかしところてんよりも少し味があり、中々美味しかったです。
肉料理の前にサラダを食べるがごとくいごねりを平らげると、お次はメインの寿司をいただくことに。最初に何を食べたか忘れましたが、最初に思ったのが「うまい!」という単純な感想の次に「普通の寿司屋の寿司は冷たくないんだ!」といい歳して初めて知った驚きの感想でした。なんせ回らない寿司屋の寿司を食べたのは出前を除いて(おそらく)なかったもので、聞こえは悪いですが握りたての寿司は少しぬるいものなんだということを初めて知りました。その温度がまた非常に心地よく美味しかった。前日のまるいしの寿司も十分美味しかったのですが、さすがにこちらの方が舌触りも味も上回っていました。しかも1000円くらいでこの量が出てきたので、それも有り難かったです。全部美味しかった。

全てを平らげ支払いを済ませたら、大将が「外の原付、お客さんの?」と聞いてきました。寿司屋の大将というのはあまり気さくなイメージがなかったので、気軽に話しかけてきた大将にに少し好感度アップしながら「そうですよ〜」と答えると「◯◯(私が住んでる区)からここまで!?」と驚いた様子でした。原付で旅行をしていると結構それが話の種になるんですが、大将もまた原付で来たことに驚いて話しかけてくれたのでした。
「はるばるやってきました。でも原付で来る人も少しはいるんじゃないですか?」と聞くと「大型のバイクで来る人はいるけど原付ははじめてだなぁ〜」と笑っていました。確かに島内で原付に乗る人をこれまでに見ていません。「初」に原付でやってきた初めての旅行者ということで少し嬉しくなりながら少し雑談をした後「じゃあ同じ天然記念物どうし、トキもちゃんと見て行ってくださいね」と大将に天然記念物として認定され、笑顔で見送ってもらいました。大将も女将さんも面白くて良い人でした。

店の目の前は海だったこともあり、そこでちょっと遊んで行くことにした私たち。海はやっぱり透明で非常に綺麗。佐渡は良いところです。

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初の目の前の海

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実際はこの写真ほど暗くはないです

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とっても綺麗

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砂浜もフカフカしていて気持ちいい

海の透明度と砂浜のフカフカさを思う存分楽しんだ後はさらに相川の中心部へ飲食店を探しにいきました。寿司はとても美味しかったのですが、さすがにお腹がすいていた大の男二人を満腹にできるほどの量はなかったので、どこかで何か食べようと言うことになったのでした。

ちょっと走ると相川の警察署があったので、それを通り過ぎると商店街があったので、そこらへんを適当に走っていたら素敵なカフェを見つけました。

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商店街

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商店街を抜けたところ。良い町並みです

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とても風格のある整骨院

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そして突然現れたカフェ

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田舎町に似合わぬカフェがそこにはありました。というか、カフェというより喫茶店と言ったほうがよさそうな感じですが、とにかくこういう喫茶店に弱い私は「ここしかない!」と勝手に心の中で決めたのでした。近くに蕎麦屋もあったのですが、友人が「俺はどこでもいいよ」とこういう場合には非常にありがたい言葉を放ってくれたのでこのお店に決定。カトレアという名前の喫茶店でした。

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店内はとてもお洒落で落ち着いた雰囲気。先客が二人いましたが、やはりというかなんというか、二人ともご老人でした。失礼ですがこんな素敵な喫茶店が佐渡の相川にあったとは驚きました。我が家の近くにあったら常連になってしまいそうです。

席に着いたら優しそうなおばあちゃんが水を持ってきてくれたので、私はオムライス、友人はナポリタンを注文。メニューも喫茶店らしくてとても良い。後から入ってきたおばあちゃんと先客のおじいちゃんが楽しそうに話していたりして、それもまた良い雰囲気でした。地元の人たちの憩いの場になっているお店のようです。

海から出たあと足に砂がついたまま入店してしまった事を気にしている友人をよそに、案外すぐ注文の品が運ばれてきました。

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コーンスープ付き!

ナポリタンもオムライスもおふくろの味といった素朴な、喫茶店らしい感じでしたがなんだか妙に美味しかった。友人のナポリタンもしっかりとケチャップの味がついていて食がすすみます。「うまいねぇ」と懐かしさを噛み締めているような響きで喋る友人に同意しつつあっという間に完食してしまいました。こんなクラシカルな喫茶店に出会えるとは、佐渡はまだまだ奥が深いようです。

店を出たのは14時半ごろ。次はこの日メインの(最後の)プランである二ツ岩大明神に行きます。
以前書いた、佐渡に来た目的の一つに団三郎親分に挨拶をするというのがありましたが、この団三郎というのは狸の名前。佐渡の狸の総大将である団三郎は、日本三名狸の一角に数えられる有名な狸なのです。その団三郎狸を祀っているのがこの二ツ岩大明神という神社で、妖怪好きの私としては佐渡に来たからには是非ともお参りしに行きたい神社なのでした。

カトレアから細い道をナビ通りに進んで大きな31号線にでて少し行くと、なんの看板も案内も出ていない二ツ岩大明神に続く道があるのでその道を進みます。ナビがなかったら絶対わからないような場所でした。

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こんな道

途中少しだけ民家があったりするのですが基本的には鬱蒼とした寂しい道です。途中道沿いにかなり古ぼけた鳥居があったのでここかと思ったのですが、横には(たしか)参道近道みたいなことが書いてあったので違いました。というか道もほとんど獣道のようになっていて道として機能してなさそうでしたが。
その鳥居よりもう少し奥に進むと赤い鳥居が見えました。二ツ岩大明神に到着です。

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立派ですが怪しげな雰囲気

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鳥居の隣には小さな駐車場があるのですが当然駐車している車は無し。なのでそこに駐車させてもらい参道へ進みます。どういうところに行くか伝えてなかった友人は少し驚いていましたが、彼もこういうところは嫌いじゃないようです。

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沢山の鳥居

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伏見稲荷のごとく沢山の鳥居が並んでいますが、斜めに倒れかかってる鳥居が多く見られました。雰囲気は抜群ですが、佐渡で厚く信仰されているという親分の神社にしてはちょっと荒れすぎな気も。最初の鳥居の横の案内板に「毎月12日が縁日」と書かれていましたが、今でもそれは行われているのでしょうか。しかしとにかくこの雰囲気に私のテンションは上がりっぱなし。友人は途中カマキリを捕まえて喜んでいます。
そしてさらに進むと

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ちょっと大きめの祠がありました

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本殿の一部が崩壊しているようです

内部の人形達は何を意味しているのでしょうか。何やら古めかしい感じですがどうやら参拝者や管理者はしっかりいる様子です。とりあえず友人と手を合わせ更に奥に進むのですが、この奥には本来お籠り堂と呼ばれるお堂があったのですが、そのお堂は数年前に火災によって焼失してしまいました。そのことは事前に知っていたのですが、やはり残念でなりませんね。写真は撮っていませんが、もう綺麗になくなっていました。信者の方達からしてもお籠り堂がなくなるのは悲しいことでしょうし、私も一度は入ってみたかったです。あとそれに関連して、そのお籠り堂が信者さんが祈るための場所である他に、神事の前に行われるお籠りの場としても使われていたのか気になります。

まぁそれはされおき、そのお籠り堂跡地から更に進むと本殿がありました。友人と言葉すくなに進みます。

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真っ赤な鳥居

この鳥居からは坂になっていて、その奥に本殿がありました。曇りの日だからか怪しさが際立っている感じですが、晴れていたら結構清々しそうな場所かもしれません。しかし良い立地です。いかにも親分が住んでいそうな。

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なんだかすごい所に建てられています。本当に屋根の一部が崩壊していました。

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建っている場所的に、崩壊してもしょうがない感じはあります

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内部

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ぶれています

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本殿内に入り更に無口になる私たち。なんだか重厚な空気が漂っていました。中には千羽鶴が沢山掛けられ、全体的に新しめな物が多い印象。信者さんが祈願のために持ってくるのでしょうか、それらが本殿内に色彩を与えている様が美しいです。ちょっと物置っぽくなってしまっているのはいろんな意味で残念でしたが。
それにしても親分が住んでいた岩穴に祠を建てた神社だというだけあって、窓の反対側は岩がむき出しの斜面なんですね。面白い作りだし、親分の存在を感じられるような場所です。友人も「凄いなぁ」などと漏らしながら、お互い思い思いに観察していました。

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小さな鳥居

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本殿の一番奥

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猫がいるようです

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入り口側

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ここに祀られているようです

狭い本殿内なのである程度色々見させてもらってからお参りをしました。以前からずっと来たかった場所だったので念入りにお参り(と言ってもただの自己紹介ですが)して、佐渡のメインプランである親分への挨拶を終えたのでした。友人もここの雰囲気に感じるところがあったらしく、結構満足してくれたようで良かったです。来て良かった二ッ岩大明神。願わくば、死ぬまでに一度ここに初詣をしに再訪したいと思いました。

親分への挨拶も済んでこの日の予定はもう無くなったということで、あとは宿へ向かうのみ。宿へは大して距離もないので30分かからないくらいで到着です。道路沿いの海側に民宿たきもとは建っていました。

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到着!

外観はまさに民宿といった感じ。しかしこの宿の目の前にはプライベートビーチが見えていて眺めは抜群です。
「あそこがビーチじゃないか!?」と次第にテンションが高くなっていくのを感じましたがとりあえずチェックインをすまさなければなりません。ということでいざ中へ。

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入ってすぐ

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玄関横のまったりスペース

中に入って「すいませ〜ん」と声をかけると女将さんであるおばあちゃんがでてきてくれました。優しくて気さくな、とても感じの良いおばあちゃんで、まるで息子に接するかのように話しかけてくれました。宿帳に記名したあとすぐに部屋に案内してくれて、ひとまず少しだけ休憩です。

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フロント横の階段をあがったところ

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廊下

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洗面所

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トイレも綺麗

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部屋。実際はこんな暗くありません

宿の中はとても綺麗。古いようなところは全然なく、掃除もしっかりされているキレイ民宿でした。部屋もまた言わずもがなです。広さも十分にあって二人でも全然狭くありません。おまけに窓からの眺めもキレイで言うことなし、と言いたいところですが、窓には網戸がないのでそれが後々ある問題を起こすことに。

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窓からはビーチが見えます

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浴衣・バスタオル・フェイスタオル・歯磨き完備!

窓からビーチを見た私はもういてもたってもいられず「おし、ビーチ行こうぜ!」と意気込み、必要な道具を持って友人とビーチへ向かいました。宿を出て海側には少しばかりの木々が茂っていますが、通路があるのでそこを通ってビーチまで降りていけるようになっています。私は原付から必要な荷物を出し、友人は先に向かいました。
少しばかり草が茂っている坂を下って行くと噂のプライベートビーチに到着。真に素晴らしいところでありました。

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こんな道を行くと

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そこにはプライベートビーチ!

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美しいです

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本当にあったプライベートビーチ!本当にたきもとから以外はアクセスできないっぽいところなので当然誰もいません。海は当然キレイで景色も素晴らしい。こんなところを宿泊者だけで独占できるなんて本当に贅沢です。夏のお盆の時期なんかはどんな感じになっているのか、容易に想像できますね。

海はしばらくは浅く、底は砂地ではなく岩で面白い海藻がびっしり。友人は先に入水して海の中をじっくり見ながら移動しています。実はこのプライベートビーチではタコ捕りができるということで、宿ではタコ獲りを教えてくれるサービスなんかもあるのですが、私たちはとりあえず素手で捕まえようということで、友人はそのタコを必死に探している最中なのでした。私もワクワクしながらすぐに荷物を降ろし入水。「タコいた?」「いねぇな〜」などと声を掛け合いながら、透き通った水の中を凝視しながらタコ探し開始です。

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海藻が多く、岩場なため滑ることもないです

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ウミウシなんかも結構いました。カワイイ

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タコを探す友人

タコはいないものかと必死に探していたら、「いた!タコいた!」と叫ぶ友人。「捕って!早く!」というと「捕ってくれ!」と何故か自分で捕ろうとしないので急いで現場へ駆けつけると、海藻の中で何やらうごめく物体が。保護色となってかなりわかりづらいですがそこにはまぎれもないタコがいました。早速掴もうと思い手を伸ばすと、少し触れただけでするすると海藻の奥深くに潜ってしまいどこかへ行ってしまい、一匹目はあえなく逃してしまうという残念な結果に。

友人はタコ獲りに夢中になりながらもタコに触るのは怖いらしく「タコって毒ないの?」と、フグに続いてまたしても毒を妙に怖がる友人。私は「良い大人がタコ程度にビクビクしおって!」などと思いながら「毒なんてないから大丈夫だよ」と笑っていましたが、後々調べたらタコ(捕ろうとしていた真蛸)にも毒があったことを知って、心の中で友人に「半端な知識で知ったかしてごめんなさい」と謝罪しておきました。

その後も捜索活動を継続していると、何か水鉄砲でも撃ったかのように水がピュっと足元に飛んできたので飛んできた方を見てみると、タコが岩場から顔を少し覗かせてこちらを見ていました。「さてはヤツが・・・」と思いながらタコに接近し、岩の奥に潜ろうとするタコをむんずと捕まえて岩から引き剥がし、タコの捕獲に成功しました。

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手のひらサイズのたこ

遠くにいた友人に「タコ獲ったぞ!」と叫びながら店に行くと「おお、すごい!」と喜ぶ友人。私も初めてのタコ捕獲に興奮気味です。手のひらサイズのタコはプニプニしていてとってもカワイイ。息をするたびに頭が膨らんだりするのも見ていて飽きません。生きているタコをまじまじと見る機会なんてそうないので思う存分観察させてもらいました。しかし、水をかけようなどと思わなければ捕らえられることもなかったものを。そんな勇敢なタコは、浜に落ちていたカゴ罠の中に入れておくことにしました。

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ちょっとの隙間からでも脱出を試みようとするタコ

その後更に一匹を追加してカゴの中に入れたらやや満足したので、次は岩礁のあたりを散策です。岩礁には普通に歩いて渡れるので散策も楽チンです。

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海藻がいっぱい!

岩礁と岩礁の間は結構深めに抉れていて、小魚もちらほら。更に岩礁の先からの海は結構な深さになっているのですが、これがまた非常に透明度が高いため底まで丸見えです。こんなところに来られたんだから、もう泳ぐしかないと決めた私。友人は朝から海パンみたいなパンツを履いていたのでいいのですが、私は佐渡で海水浴しようと思っていたくせに海パンは持ってきていなかったので、上は着ていたシャツのままで、下はボクサーパンツという変態のような格好で泳ぐことにしました。まぁ元よりそういう格好で泳ぐつもりでしたが、ここは誰もいないので好都合です。しかし実際は向こうの崖の上にホテルが建っていて、部屋からはこのビーチが見える感じに建っていたので、一応岩礁に隠れながらパンツを脱ぎ、そんな格好を友人に笑われながらもいざ入水!実に10数年ぶりくらいの海水浴です。

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着水する瞬間の友人

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友人は泳ぎが得意なようです

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「イヤホーゥ!」と叫びながら海に飛び込む友人ですが、そんな友人をよそに若干びびる私がそこにいました。なんせ海に入るのは10数年ぶりで、しかも泳ぎが大してうまくない私の胸には、抑えがたいワクワク感と溺れることへの不安が入り混じっていたのでした。
「きもちい〜!」と泳ぎながら陸に上がった友人に「溺れたら頼むぞ!」と情けないお願いをして意を決して飛び込む私。岩礁の間の溝は深くて足もつかないぐらいですが、本当に久しぶりの海のしょっぱさと良い感じにぬるい海水がきもち良く、物凄く開放的に気分になって泳ぐことができました。しかし久しぶりの海水浴なので、若干マジになって泳いで陸にあがりました。

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パンツ姿で陸にあがろうともがく私

この一飛びで少し慣れた私は、その後頭から飛び込んだりしてる友人と一緒に場所を移しつつ何度も飛び込んでは、その度に大笑いしたり叫びながら飛び込んだりして最高の時間を過ごしたのでした。こんな美しい海を独り占めして泳げるなんて、多分一人の旅行ではここまで楽しめなかったでしょう。友人と来られた事を凄く幸運に思いました。

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とにかく何度も飛び込みました

一通り泳いだら満足感と共に少し疲れてきたので海水浴はひとまず終了しました。3〜40分は飛び込んでいたでしょうか、叫んだりしながら飛び込んでたらさすがに疲れますね。ですがかなり気持ちの良い疲れでした。久しぶりの海水浴が佐渡で良かったと本気で思いつつ、まだ時間はあるのでびしょ濡れのまま再びタコ獲りを再開しました。

とりあえずタオルで頭なんぞを拭きながらタコが入っている罠に近づいていくと、先に行っていた友人が「タコが一匹逃げた!」と悲痛な叫びをあげました。どうやらほんのちょっと空いていた隙間から逃げたようで捜索するも見つからず、その後更に最後に捉えたもう一匹にも逃げられる始末で、最終的には一匹だけの成果を手に宿に戻ったのでした。

タコを手に宿に戻ると、戻ってきた私たちを見ておばあちゃんが足拭き用のタオルを用意してくれました。
「外がなんか騒がしいな〜と思ったらお兄ちゃん達が遊んでたんだね、よ〜く声が響いてたよ」と面白そうに言うおばあちゃん。私たちの声がビーチ中に響き渡っていたようです。ご主人もニコニコしてました。
「沢山飛び込んできたよ〜、凄い楽しかったです」と言うと「そっか、良かった良かった」と本当に嬉しそうに言ってくれました。本当に優しいおばあちゃん。
しかし「タコも三匹とったけど二匹逃げられちゃった」と言ったら「ばかだねぇ〜、ちょっとの隙間から逃げちゃうんだから」と言われましたが、その「ばかだねぇ〜」がなんとも温かく感じたのを覚えています。
その捕ってきたタコは茹でて夕食に出してくれるとのことで私たちも大喜び。おばあちゃんは素手で綺麗にタコを獲ってきた事に少し驚いていました。素手でタコを獲ろうとして引っ張ると大体足が何本か獲れてしまうらしいです。

おばあちゃんにタコを渡すと「もう風呂に入れるから入ってきなさい。服も洗濯できるからこっちおいで」と洗濯機のある場所まで案内してくれました。正直濡れた服をどうするかはあんまり考えてなかったので洗濯機を使えるのはありがたかったです。やはりビーチで泳ぐ人のために洗濯機を使えるようにしているのでしょう。とりあえずシャツは洗濯機の中に入れ、下はタオルを巻いた状態のまま部屋まで戻って、浴衣などを持って風呂場へ向かいました。

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一階を奥の方に行くとちょっとしたスペースがあります。共同で使える冷蔵庫もありました

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ソファあり。壁には色々貼ってあり

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ここを訪れた漫画家さんのサインも。どちらも知っている漫画家さんですが、右の方は・・・。

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その部屋から下に降りると

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正面が風呂。左側が洗濯機置き場です

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洗剤も使わせてくれました

洗濯機も使えて冷蔵庫も使えるなんてありがたい事この上ないですね。早速洗濯機を稼働させて友人と共に風呂場に直行です。

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脱衣所

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風呂から出た後急いで撮った写真なのでだらしない感じです

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ドライヤーもあります

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風呂

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桶はやっぱりケロリン

疲れていたし潮でベタベタしていたのですぐさまシャワーで体を洗って風呂にはいりました。風呂に入ると思わず大きな声で「ウァ〜」などと声が漏れてしまいましたが誰もいないので問題なし。1日の疲れがふっとぶくらい気持ち良かったです。窓は半分から下がすりガラスになっていたので外は見えませんが、浴槽も程々に深いので浸かりがいがありました。友人とひとしきりビーチでの出来事なんかを話してたらいい感じに温まってきたので、風呂から出る事にしました。

夕食は(たしか)6時からだったのでまだ少し時間があるということで自由時間ということに。
友人は寝っころがり、私は窓を開けて風をあびながらぼーっとしていました。

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部屋でのんびり

夕食は一階の大広間でとるので、ちょうど6時になったくらいに大広間へ向かいました。

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夕食

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獲ったタコ

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ご飯や味噌汁

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ぶれていますが、サザエの刺身なんかもありました

大広間は、畳の部屋にもかかわらず椅子とテーブルで食事をとる様になっていました。テーブルの上には美味しそうな夕食。なかなか量がありました。タコは「写真撮っときたいだろうと思って」と茹でたそのまんまの状態で出してくれましたが後で切ってくれました。自分で獲ったタコをすぐに食べられるなんて滅多にないので嬉しい心遣いです。
さて、食レポもあまり得意ではないので簡潔に書きますが、全部美味しかったです。サザエの刺身も初めて食べましたがコリコリして甘みもあり、鍋はあさりの酒蒸し風鍋といった感じで汁まで美味しく頂けました。またまた甲殻類アレルギーの友人からアサリやエビ、サザエを頂戴し、ありがたいことこの上なし。獲れたてのタコは身がプリプリしていて普段買っているものとはやはり全然違いました。美味しいタコでございました。そして途中で茶碗蒸しがでてきたのですが、この茶碗蒸しがまた半熟の黄身が入っていたりして「どうやって作ってるんだ?」と友人と不思議がりながらもガツガツ食べました(茶碗蒸し、かなり美味いです)。

そんなこんなで、隣にいた他の宿泊客のおじいさん二人(工事関係の仕事で一週間くらい泊まっているらしい)と話したりしつつ楽しい食事は終了。味噌汁とご飯は食べ放題なので、結構満腹になりました。

おばあちゃんにごちそうさまを言って「美味かったなぁ〜」などと言いながら部屋に戻ると、先に入った友人が「おい!部屋に虫が!」と叫んだので私も急いで部屋に入ると、そこには部屋の電気の周りを飛び回る無数の虫達がいました。よくよく見えると畳のそこかしこにも小さな虫がウロウロしていて、「なんで!?」と辺りを見回したら、風呂に入った後の休憩時から窓をずっと開けっ放しにしていたので、そこから虫が大量に進軍してきたのでした。
「なんで開けっ放しにするんだよ、閉めとけよ〜」と大正論を言う友人と共にティッシュで虫を潰していたのですが、ちょっと潰したくないサイズの虫もいたり、なにより一匹一匹潰していたのでは埒があかないので友人が宿の人に掃除機を借りてきて吸い取るという一大イベントとなってしまいました。

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必死に虫を吸い取る友人

ちょっと大きめの虫はつまんで外に放り投げたりを繰り返しようやく事態は収まり、疲れた私たちは少し休憩し、ロビーでテレビを見ていた女将さん、ご主人と一緒にテレビを見ながら話したりした後相川の街中にあるセーブオンまで夜食の買い出しに行きました。帰ってきてからは友人とふざけたり変なゲームをしながら就寝しました。私は次の日の早朝に渓流釣りに行くというとても楽しみにしていたプランがあったので少し早めに寝ました。

翌日は4時30ごろに起床し色々と準備をして、少し空が白んできてから出発しました。

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早朝の道は楽しい。少し雨が降ったようでした

少し濡れた道路をひた走ること30分ほどで目星をつけていた川に到着。雨が降ったためか少し濁っていましたが、水の勢いはそこまででもなさそうだったので海に流れ込んでいるあたりから遡上していきました。

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少し登ったところで良さそうなポイントがあったので竿を出してみると、さっそく何やらアタリが。立て続けにカジカやハヤが釣れ、三投目でちょっと大きめのアタリがあったので抜き上げてみると佐渡での初ヤマメでした。以下ぶれてる画像が続きます。

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22・3センチくらいでしょうか、綺麗なヤマメです

「こんな海から100mも来てないようなところで釣れるのかよ・・・」と驚愕したのと同時に、あっさり佐渡のヤマメが釣れてしまったことにも驚きました。佐渡はかつて渓流釣りの聖地のような存在として認知されていた時期があったようですが、それもうなづけるというものです。
一匹釣れて調子づいた私はそこから更に川を遡上していき、ところどころでチビヤマメやカジカを釣って行きました。カジカが結構釣れるのが嬉しかった私ですが、さすがに持ち帰ろうとは思わなかったのでリリース。その後やや深くなって流れと奥行きのあるエリアで竿を振ると、同じ場所で2匹のヤマメをゲットしました。

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こんな場所で

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ヤマメが釣れました

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立派な魚体です

どちらも23~5センチといったところでしょうか、良い引きで楽しませてくれました。一匹釣れた時は「もうここではつれないかな」と思いましたが、案外早く2匹目がかかって嬉しかったです。ここまでの釣行で一時間半もたってないくらいですが、ここぞと思った場所では大抵ヤマメがかかるので(写真に撮った以外にもちょっと小さめのがかかったりしてました)私的には大満足。こんなに簡単に釣れてしまうとは思ってなかったので、佐渡の渓流の力をみたといった感じでした。ハヤもいることはいるのですが大して多くもなく、とても釣りやすい環境が二重丸です。釣果はヤマメ三匹となりました。
しかし宿の朝食の時間もあるのでこれ以上遡上するのはあきらめ、崖を登って原付をとめた場所まで戻ることにしました。ここからもっと川を登っていたらどんな風になっていてイワナなんかも釣れたりするのかとても気になりましたが、それは次回佐渡に来た時のための楽しみに取っておくことにしようと思います。

宿に戻ると駐車場で出て行く車を見送っているおばあちゃん(女将さん)がいたので「ただいま〜、ヤマメが三匹釣れたよ、楽しかった〜」と言うと「楽しかったぁ〜、あぁ〜よかったよかった」と嬉しそうに言ってくれました。このおばあちゃんはお客が楽しんでいるのが本当に嬉しいようで、とても良い顔で喜んでくれるのがこちらとしてもとても嬉しいです。
中に入るとおばあちゃんがご主人に「ヤマメが3匹釣れたってよ」と伝えると「そりゃ大漁だ、ははは」と笑っうご主人。良い宿だなぁ〜としみじみ思いました。

部屋に戻ると友人はちゃんと起きていて「お前が起きた音で目が覚めて、それからあんま眠れなかった」とちょっと寝不足気味のようでしたがそんなことより朝食です。二人で大広間へ行きました。

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朝食

朝食も十分な量で、ちゃんと郷土料理のいごねりも出てきました。朝から刺身というのも嬉しい。しかし何よりわかめご飯がとても美味しく、他のお客さんも結構おかわりしているくらいでした。私も友人も朝食の内容に大満足でした。

朝食が終わると最後にもう一度ビーチへ。今度は残ったぶどう虫で海釣りをしようという計画です。昨日いなかった赤いカニがウロウロしている草地を抜けて、岩礁から釣りを開始するも結局何も釣れず。なので二日連続でタコ獲りをしたのですが、昨日とうってかわって中々みつからない。途中でバシャーンという音がしたので振り返ると、タイの寝釈迦のような格好で転んでいた友人がいたりと楽しいイベントもありましたが、結局タコが見つかったのはそれから数十分後の一匹だけ。「いたいた!」という声と共に駆け寄る私。もはや獲るのは私の役目と決まっていたのでした。

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岩の隙間に入り込んだタコをひきずりだしている私

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そして捕獲

岩の隙間に入り込んでいたタコを手を突っ込んで引きずり出そうとするのですが、タコも吸盤で岩にくっついていて、しかも私を逆に引きずり込んでこようとするので大苦戦でした。手のひらサイズのタコのくせに力がかなり強いので中々外にでてきてくれません。なので友人に枝を拾ってきてもらい、枝を隙間にねじ込んでグイグイとタコをこちら側に押すと徐々にこちら側に出てきたので、そこでガッチリ捕獲して無事戦闘終了となりました。友人はやっぱりタコを持とうとしないので、私がそのまま手に持ってタコに噛まれながらも(これが結構痛い)宿まで持って行きました(後で調べたところ、マダコの唾液には毒があるようで、噛まれると結構危ないことになるようでしたがなんともありませんでした)。

タコはおばあちゃん達へのお土産として持って行きましたが「茹でてあげるから今夜の宿の人に渡して夕食に出してもらえ」ということで、逆にお土産にしてもらいました。そしてまたしても素手で綺麗に捕まえてきたことに驚いていました。

その後部屋に戻って支度を整え、フロントで精算をしてしばらくおばあちゃんや息子さんと雑談。その内容をまとめると
・結構一人旅の女の子も多い
・タコ獲り目当ての客も多い
・本来はタコのだまし漁という方法(赤い布でタコをおびき寄せて、かぎ針で引っ掛けて釣る)で獲る
・赤いものが好きなタコは、浅瀬を赤いサンダルなどで歩いていると足にひっついてきたりするらしい
・おばあちゃんはタコ獲りも釣りも苦手で、全然釣れないらしい
・おばあちゃんは小木や宿根木(佐渡の港町)の景観が大好きで、昔は小木あたりの民宿の人たちとの交流もあったが今はないらしい

などなど、他にも色々楽しい話を聞かせてもらった後、私たちは宿を後にしました。息子さんは外まで見送りに来てくれたりととても親切で、息子さん達に心からお礼をしてこの日の目的地に向かいました。


※民宿たきもとは冷蔵庫あり、洗濯機あり、そして美味しい料理に優しいご主人と女将さんと息子さん、更にプライベートビーチまであるという、私の中では結構なハイレベル民宿という印象のとても素晴らしい宿でした。特にビーチは本当に楽しかったです。佐渡に来たらまた利用したいと思います。


民宿たきもと:一泊二食付き 7756円
民宿たきもと
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2016年10月17日

[新潟] 両津の町並みを一望できる天空の宿 ドンデン山荘 [佐渡・佐渡市]

夏休み佐渡への旅四日目です。 三日目はこちら→金沢屋旅館

宿に着いたところから読みたい方はこちら

9時過ぎごろに金沢屋旅館を出発し、最初向かうは佐渡島内に点在する温泉の一つである仙道温泉。地元民もあまり知らない名湯という情報を得て是非行ってみたいと思いプランに組み込んでおきました。

晴れ晴れとした天気の中道を走っていると見覚えのある文字列を発見。看板に大きく「へんじんもっこ」と書かれたその店は友人も知っていたようで、密かに行きたいと思っていたらしい。この店はサラミ、ソーセージの非常に有名なお店だそうで、私もどこかでその情報を得てなんとなく名前だけは覚えていたみたいです。そんなわけで特に予定になかったですが寄ってみることにしました。


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なんとなくへんじんもっこ脇の道

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店自体は小さい

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店内のメニュー

店内はいきなり横にレジカウンターのある非常に小さな作りでした。商品の陳列なんかは特になく、メニューを見て決めていくスタイル。この日の宿の夕食が自炊だったらチョリソーだとか粗挽きソーセージだとか大人買いしたかったけれど特に保冷バッグなんかも持ってないので断念しましたが、友人は夕食後の晩酌用にたまとろサラミを購入。楽しみが一つ増えました。

サラミ購入後、時間もあるので適当に走っていたら時の森公園に到着しましたが二人ともそんなに惹かれなかったのでそのまま温泉へ。

仙道温泉は中々わかりづらい所にあるとのことでしたが、県道から温泉へ至る道へ曲がる手前にセーブオンがあるので案外分かりやすかったです。のどかな田園地帯を少し行くと小さな看板があり、仙道温泉に到着しました。

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仙道温泉前の道

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仙道温泉 湯林荘

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静かな田園風景の中にぽつんと建っている湯林荘。建物脇の田んぼでは湯林荘のご主人らしき人が農作業中でした。素晴らしい立地に私の心も逸るばかり。私の父の実家もこんな風な景色の中にあったので、なんだかとても懐かしい気持ちになりました。友人はスーパー銭湯みたいなところを想像していたらしく「おお〜、こういうところなのかぁ」と意外そうにしながらも嬉しそうでした。

早速中に入ってみると番頭さんはおらず、代わりに横の階段に息子さんらしき若者が猫と一緒に退屈そうに座っていました。番頭さんがおらず、キョロキョロしてる私たちを見ても特に動きのない彼を見て「この若者は一体・・・」と思った私ですが、少しすると立ち上がってしっかり受付してくれました。おそらく外で農作業をしている父に代わって店番を仰せつかっていたのでしょうが、確かにここで暮らしている人にとってはこの環境は退屈かもしれません。若者なら尚更。

奥に伸びる廊下を行くとそこには素敵な休憩所がありました。時間が早いためか他にお客は誰もおらず、ただただ静かな時間が流れるばかり。ここは私たちにとってのエデンでした。

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休憩所に入って右側。本当はもっと明るかったです

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左側

なんというんでしょうか、この地元民の憩いの場と化しているような、完全に観光客目的の商売ではないような感じが本当にたまりません。いろんな健康器具やらテレビやら血圧測定器やら、果ては綿棒なんかもあったりして、まさにここは(私にとって)最高のリラックス空間でした。多分この健康器具達も、お客さんたちが持ち寄ったものなんじゃないかと勝手に推測していました。
「おお〜!」「これはイイ!」とテンションが上がる私と友人は、そのテンションのまますぐに風呂場へと向かいました。

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脱衣所

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風呂場

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脱衣所には地元の利用者のタオルが沢山あって、さらにシャンプーやリンスなんかも名前入りで置いてありました。風呂場には石鹸はあるもののソープ類はないので、頻繁に利用する人はここに自分用のを置いておくのが湯林荘スタイルのようです。
私の横で「うほほ〜ぅ!」とノリノリで服を脱いでいる友人を尻目に私は先に風呂場へ。風呂場は奥行きがあって結構広々。床と壁のタイル貼り、さらに壁の青がこの日の天気と非常にマッチしていて風情は十分です。そんな中、森昌子のふるさと日和を軽く鼻ずさみながらさっとかけ湯をしていざ入湯!

温泉は濃い目の紅茶の様な色ですが案外匂いはなく特に味もなし。しかし適温の湯が体を心地よく温めてくれて、少々温まりすぎたら外からの風がサラリと体を冷ましてくれました。そんなふうに出たり入ったりを繰り返しながら、虫の声と湯の音しかしない空間で友人と話しながらの入浴は気持ち良いとしか言いようがありません。途中風呂場にいたアヒルちゃん(黄色いやつ)で遊んだりしながら男二人でキャッキャしてました。こんな温泉が近所にある地元の人たちは本当に幸せですね。

一通り温まったところでちゃんと体を洗おうと思いカランをひねるとカランから出てきたのもなんと温泉でした。どうやら源泉の温度は割と冷たいらしく、浴槽には加温した温泉を張っているようです。そこで何度かカランからの源泉で体を流して涼んだ後、風呂から上がりました。
(余談ですが、この温泉はなんとなく体の汚れがよく落ちるような気がしました)

風呂から上がってもまだ他のお客さんは来ないし時間に余裕はあるしで休憩所でしばらく過ごすことに。それぞれ自由時間となりました。私はとりあえず風呂上がりの一杯として何かしら買いにフロントまでいきましたが、声をかけても応答がないのでそのまま冷蔵庫からカルピスとコーヒー牛乳を持って行って会計は後にさせてもらいました。

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廊下

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アルコール類も

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めっちゃぶれてます

休憩タイムはとにかくダラダラしてました。友人は何かをメモしたり雑誌を読んだり、私は寝そべったり健康器具で健康になったりと思い思いの時間を満喫。ここはとにかくストレスフリーな空間で、ある意味パワースポットですらあるように感じました。そんな空間で友人とこうしてゆっくりダラダラしてる時間というのも良いもので、ただ温泉に入るつもりが思わぬのんびりタイムを享受してしまったのでした。ちなみに佐渡乳業のコーヒー牛乳は非常に美味しかったです。

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雑多な感じが素晴らしい

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温泉掲示

ほどよく昼飯の時間になったので、のんびりタイムを終えて湯林荘を後にする際に再びフロントで声をかけたものの誰もでてこなかったのでトレーに飲み物代を置いて昼飯を食べに向かいました。
佐渡といえば海鮮、そしてその海鮮を手軽に食べるなら回転寿しということで、非常に評判の良い佐渡の回転寿し屋のまるいしへ向かいます。まるいしは水産会社直営の寿司屋ということで安くて美味いという情報を得ていたので旅に出る前からかなり楽しみにしていました。

温もった体で県道を颯爽と走る事数十分でまるいしに到着。平日でも地元のお客さんで混んでいるという話でしたが12時前に入店したからかすんなり入ることができました。

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開けた道は気持ちが良い

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到着!

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席に座ってメニューを見ると、その安さにまずびっくり。直営というのは伊達ではなく、黒鯛やかわはぎ、かんぱちやふぐといったものまで100〜200円代で食べられるのはありがたいとしか言いようがありません。とりあえずかにみそ(軍艦)やアジ、かわはぎなんかを注文していったのですがどれも文句無しに美味い。バイ貝もあり、いつもは父の田舎から帰るときに買ってくるバイ貝の煮たやつしか食べたことがなかったので新鮮でした。コリコリしてて旨みもあって美味い。そしてかんぱちと黒鯛の甘さ、旨さには思わず「こりゃ美味いわ」と声がでてしまうほどで、元料理人の友人も「(うまさが)おかしいわ、コレ」と口元が緩んでいました。他に焼きふぐも食べましたが、ふぐを特に美味しいと思ったことがない私でも素直に美味しいと思いました。
そして最後は何と言ってものどぐろ。佐渡に来たらのどぐろです。ここでは高級魚ののどぐろですら一皿390円なのだからただひたすらありがたい。私は初めてたべたのですが、醤油につけた時点で身の脂が浮くほど脂がのっていました。食べてみると口の中で溶けるようで、この直前に食べた中とろに引けを取らない美味しさに驚きです。まさに白身の中とろと言っても差し支えないようなのどぐろを、心底堪能させてもらいました。(友人は「うめぇなぁ、うめぇなぁ〜」とひたすら感心していました)

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げそ揚げも130円でかなり入っています

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昼食が終われば、残るはこの日のメインイベントである久知八幡宮の例祭です。この祭りも薪能と同じく非常に楽しみにしていました。大体13時くらいから久知八幡宮の境内で催されるので、両津港からほど近い下久知地区へ向かいました。といっても少々時間が早かったので途中にあった海岸で少し時間を潰し、それから久知八幡宮へ。

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波と風が強かった

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下久知のゆるやかな坂を登っていくと境内へ向かう行列が見え、駐車してある車も多くなってきたので私たちも原付を駐めて行列と一緒に境内へ向かいました。中々見ごたえがありそうな雰囲気でちょっと嬉しくなる私。

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行列

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子供達が可愛らしいです

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中学生くらいの子達も

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立派な灯籠

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境内へ

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神馬でしょうか

境内は思ったより広く、真ん中には八角形の木の垣があり、ここで踊りなどが奉納されるようでした。結構見物客も多く、その中にカメラマンも多くいましたがほとんどは地元の人たちか、舞手の人たちの親族、あるいは友人といった感じの印象で、遊んでる子供たちもいてなんだか和気藹々とした雰囲気。この久知八幡宮の例祭は、3つの集落の合同で行われる祭りで、それぞれの地区で奉納される芸が違うので、地元の人が多いのも納得です。私も含め皆楽しそうに奉納が行われるのを待っている感じでした。友人は神馬に夢中でした。

境内に入るとすぐにさきほどの行列が境内に入ってきました。これから神様に参拝し、奉納が始まります。
奉納される芸能は「刀刀(とうとう)」「鬼太鼓」「花笠踊り」があり、他に流鏑馬や神輿なども。思ったより内容の濃い祭りのようでした。

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幟がひっかかってました

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楽しそう

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カメラマンも地元の人たちも沢山写真を撮っている中、ニコニコしながら刀刀の行列が参拝を終えると、その辺で無造作に待機する舞手達。舞手の子達のお母さんなどが色々と話しかけたりしていて、全体的に和やかで微笑ましいです。
次は花笠の行列が参拝に入ってきました。

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華やかで良いですね

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参拝が終わると垣の中へ刀刀を奉納する行列が入り、芸能の始まりです。先頭を歩く法師のような姿の人が陽気で面白い。

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刀刀は「と〜と〜と〜」の掛け声と共に、二人一組でゆっくりと剣と剣、薙刀と薙刀、薙刀と刀の組み合わせで型を披露していきます。型が終わると(おそらく)総代の方が「うまい!」と一言言うのでなんだか学芸発表会のような感じで面白かったです。この後の芸能もそうですが、全体的に古式ゆかしい感じではありながら、変に格式張ったところのない素朴な神事で、とても好印象でした。垣の中で待機している子に母親や友達なんかが普通に話しかけたりしてましたし。

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続いて中学生の刀刀

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中学生の方も掛け声は同じで、小学生よりはやはり少し迫力は上でしょうか。刃は無いとはいえ、実際に鉄でできた得物で型を行うのは中々難しそうです。なので途中で失敗してしまう組もありましたがそれもご愛嬌で、終わると大きな拍手をもらえていました。そしてやっぱり総代の「うまい!」の一言。良い祭りです。

全ての奉納が終わり退場する時、法師姿の人がなにやら格好良く締めようと杖で型を行いましたが「やべ、間違えた、すんませんでした〜」と笑って一礼して退場していきました。周りの人たちも私も笑って大きな拍手で刀刀の行列を見送りましたが、これもこの祭りの雰囲気を物語っていますね。とても楽しかったです。

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照れ臭そうに退場する法師さん

続いては花笠踊り。大人たちに混じって子供の囃子方もいました。

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スーツ姿の人はお囃子の先生のようです

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早乙女姿の踊り手の中にもちびっ子

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早乙女姿の子供たちは中央の囃子方の周りを輪になって踊ります。この花笠踊りは500年以上に渡って行われている芸能で、県の民俗文化財に指定されているそうな。

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早乙女の衣装は晴れの日によく映えます(写真では曇りっぽいですが当日は晴れでした)

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踊りは何種類かあるようでしたがどれがなんという踊りかはよくわかりません。ただどれもちょっと変わった面白い踊りだったことが印象的でした。きっとそれぞれの踊りでその意味するところも違うのでしょう。子供達がこういう芸能を継承して、しっかりした発表の場があるというのはとても良いことだし、同時に羨ましく思いました。

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ちっちゃな早乙女はお姉さんに助けて貰いながら立派に踊っていました

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踊りがひと段落したら参道に神馬に乗った太夫(?)が現れ、その後垣の中に黒鬼と鹿面の獅子が入場しました。鬼の舞の奉納です。

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修験者風の格好の(おそらく)太夫

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獅子達。面白いデザインです

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この小道具にはどんな意味がこめられているのでしょうか

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黒鬼

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黒鬼はゆっくり移動しながら大きな動きで太鼓を叩くのですが、ダイナミックな動きと芸能独特の仕草がとても格好良い。獅子もゆっくりした動きから急に走ったりと楽しませてくれます。

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そんな獅子に風を送る早乙女達。心温まります

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この鬼の舞は厄払いや豊穣、大漁を祈願する意味もあるそうで、垣の中では悪い獅子を鬼が払うという形になっているようです。

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このポーズがカッコイイ

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後半は私がいる前まで来てくれて間近で見ることができました。もうこれだけで最高の気分です。目の前では荒々しく太鼓を叩く黒鬼の姿があり、最初の緩やかな雰囲気とは打って変わって勇壮な舞が披露されていました。しかしそんな鬼に優しく風を送る早乙女の姿は対照的で印象に残る光景です。佐渡に来た甲斐があったと、再び思ったのでした。

鬼の舞が終わると法問答と呼ばれる僧侶と旦那の問答があり(多分神社の立派さをあれこれ言うような問答)、その後鹿踊りが奉納され、最後に再び早乙女達が踊って無事花笠踊りは終了となりました。

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獅子も黒鬼と同じポーズをとっています

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花笠踊りの後は鬼太鼓の奉納があったのですが、実は友人が祭りの途中「こういう祭りは見飽きた」と言っていたため彼には別行動をとってもらっていて、更に宿のチェックインもしたかったので鬼太鼓の途中で祭りを後にすることにしました。鬼太鼓も中々見ごたえがありそうで、天狗なんかも登場していたのですが、それはまた佐渡に来た時に見たいと思います。久知八幡宮の神事、堪能させてもらいました。

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境内には案外若者や外国人の歓呼客もいました

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黒鬼とはまた違った面

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名残惜しいですが、また来ます

友人に電話したところ両津港からドンデン山へ向かう途中の道にいるということで、この日の晩酌用の酒を買ってもらうようにお願いして彼のいる場所へ。無事合流したらそのままドンデン山荘へ向かう山道へと入って行きました。

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ドンデン山荘へ

当初は山荘まで大して遠くないだろうと思っていましたがこれが中々遠かった。というのもやっぱり原付ではパワー不足で、クネクネした傾斜の強い坂道を登って行くのは一苦労でした。何度も自分の原付に「がんばれー、もうちょっとだー」などとエールを送りながら走っていましたが途中で原付がぶっ壊れないか心底ドキドキしてました。結局は無事到着したのですが、ドンデン山荘まで原付で行くのはあまりオススメできないですね。友人も「道がキツすぎる」とげんなりしていました。
ちなみにドンデン山には牛を放牧しているらしいのですが、牛の糞らしきものを見ただけで結局会うことはできませんでした。

山荘に着く前から霧(というか雲)につつまれて走っていたのですが、山荘もやっぱり霧につつまれていて景色は全く見えず。しかしそのうち晴れるだろうということですぐにチェックインしました。

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ドンデン山荘到着

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登山者向けに日帰り入浴もやっているんですね。食べ物は案外安いと思いました

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山荘の前にはベンチ付きテーブルがあります

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フロントに行ってチェックインをすますと部屋へ案内されました。山荘というからあまり綺麗なイメージはなかったのですが、館内は「かなり」が付くほど綺麗でした。まるでつい最近建てられたかのような感じ。清掃も行き届いているようで、友人と二人で感心してました。

部屋は二階の一番端の部屋。部屋の中は二段ベッド二つと一人用の机一つが置かれた狭めの部屋で、まさに寝るだけの部屋と言った感じでしたが、なんだか山荘っぽくて新鮮でした。二段ベッドにもなんとなくテンションがあがりました。

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部屋

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上の二段ベッドの向かい側

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注意書き

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ぶれぶれですがアメニティ

友人はいきなり「うお〜!」と言いながら右側のベッドを占拠したので私はもう一つの方を。当然二段ベッドの上です。中々二段ベッドで寝ることもないのでこういうところで味わわないといけません。枕元のすぐ横にはコンセントもあるので充電をしながらの探し物もしやすいです。
アメニティは浴衣・フェイスタオル・歯ブラシもあるので良し。机の上には鏡とライトが備え付けてありました。
ひとしきりゆっくりしたら友人はスマホをいじりつつ今にも寝そうな感じだったので私はひとまず館内探索に出かけました。

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廊下。とても清潔

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反対側から

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トイレも清潔

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流し

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私たちの部屋から反対側(廊下の突き当たり)にはプラネタリウム室

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本も沢山

この山荘にはプラネタリウム室がありました。おそらく団体客がいる時に要望があれば見れたりするのでしょう。部屋の中には古典文学を中心として本が沢山あり、布団の用意などもあったのでこの部屋で泊まることもできるのだと思います。私たちはほとんど使う機会はありませんでしたが広々として良い空間でした。プラネタリウムもどういう風に映し出されるのか気になるところです。

さて、次は一階です。

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階段

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階段を降りて右側は食堂です

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食道側から廊下

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フロント

一階には様々な佐渡土産と登山グッズがならび、そのほか飲み物の自販機やアイスなんかも売っていました。部屋にお茶の用意はないので、何か飲みたいときは一階の自販機で買う感じです(少しだけ高めの値段設定でした)。お土産で売っていたトキのくるぶしソックスがちょっと欲しかったですがなんとなくやめときました。

そんなこんなで探索を終えて部屋に戻るとさっきの霧はどこへやら、外は景色が良く見える空模様へと変わっていました。山の天気は変わりやすいものですが、こんなに短時間で全く違う様相を呈していました。友人を呼ぶと共に「凄い!」「めっちゃ良く見える!」とテンションが上がる二人。それほど素晴らしい景色でした。

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部屋の窓から

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高所にあるため雲の動きも早く、みるみるうちに見える範囲が広がっていきました。普段山に旅行に行くことが多いとはいえこんな景色を見たのは本当に久しぶりでした。海のイメージばかりが先行する佐渡ですが、山荘に泊まるという選択肢をとって本当によかったです。

その後しばらく外を見た後は、まだ夕食まで時間があるので(夕食の時間は6時)、私は山荘までの道沿いにあった川に釣りをしに行くことにしました。あの道を再び登ってこなければならないのでかなり迷いましたが釣りをしたい欲求には勝てません。友人は今度こそ本当に寝そうだったので私は夕食の時間まで釣りに行きました。

道中少し後悔しながらも、とりあえず20分くらい降りたところで釣り開始。ところが渓相はまぁまぁ良いのに魚がいる感じが全くしません。アタリも当然なく、何か生き物がいるような感じすらありませんでした。おそらく川の上の方にある採石場のような現場が原因であるように思え、現に川はうっすら濁っていました。30分ほど釣りをしていましたがこれ以上は無駄だと思って山荘へ戻ることを決めましたが、釣り終えて休んだ岩の上に帽子を忘れたことに気がつきましたがもはや戻る気力もないので翌日回収することにしました。

道中さっきよりも見晴らしがよくなっていたので原付にエールを送りながら急がせ(それでもフルスロットルで30キロいかない)、山荘へ戻りました。山荘前ではすでに友人が眺望を楽しんでいたので、二人で夕暮れの両津港を眺めていました。

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夕日と山荘

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面白い形の雲

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普段下からしか見ることのない雲を見下ろすのは面白かった。山肌に沿って流れる雲の形と下界の町並みはとても幻想的な雰囲気で最高の眺めでした。私と友人は言葉少なめにただ景色に見惚れているばかりでした。写真では中々うまく伝わらないのは残念ですが、この景色はかなりオススメです。

そうこうしているうちに夕食の時間になったので食堂へ。既に食事が用意されていました。

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夕食

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テレビもあり

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この日の宿泊客はもう一組いたのですが夕食はとらないようだったので食堂貸切です。「他にお客さんはいないのでお好きなチャンネルをどうぞ」と言ってくれました。
夕食は上の画像に加えてご飯と味噌汁がついて、ご飯はおかわりできました。さらに楽天からの予約だと飲み物のサービスもあるので地酒(金鶴というお酒でした)をお願いし、夕食をいただきました。
山荘とはいえやはり佐渡なので海鮮物が主でした。焼きカレイは少々冷めていましたがあまり気にせず美味しくいただき、チャーシューも中々ふわっとしていてよかったです。刺身はいわずもがなですが、甲殻類がダメな友人の分も食べられてラッキーでした。全体的に美味しかったです。

この後山荘のオーナー(?)のおじさんにお願いして今朝買ったサラミを切るために包丁を貸してもらい(このおじさんは最初から最後まで本当に親切な人でした)、切り分けた後私は友人より先に食堂を出て再び外へ。先ほどより更に暗くなって良い味をだしてました。

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美しかった

夜になると両津の街の明かりが際立って美しかった。写真を撮ろうと試みましたが私の腕ではどうすることもできなかったので断念。しかし本当に良い眺めでした。そんな景色をぼーっと眺めていたら友人も出てきたので少し雑談。そのうち体が冷えてきたので先に風呂へ入りに行きました。

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脱衣所

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風呂場ももちろん綺麗でしたが、およそ山荘とは思えない浴槽にちょっとビックリ(これまで山荘に泊まったことはありませんでしたが)。おまけにシャワーの水圧がもの凄かったので、この山荘の設備に感心してしまいました。更に貸切状態だったので温泉ではないもののとてもゆったりと気持ち良く入浴することができたので大満足です。思わず七緒香のミネラルという歌を口ずさんでしまいました。

風呂から上がった後は次の日の宿を決めて予約をとり、友人と山荘の前のベンチで買った酒とサラミ(評判通りかなり美味しかった)を食べながら雑談した後、部屋の中でその場で考えたゲームやらをしながら眠りにつきました。友人と一緒にする旅のよさというのはこういう所でも発揮されますね。

翌朝は昨日の山荘到着時より更に濃い霧につつまれていました。窓を開けるとジャンジャン霧が室内に流れ込んでくるのを友人と笑いながら見てましたが、同時に昨日岩の上に置き忘れた帽子が雨かなんかで無茶苦茶になってないか心配でした。しかしまぁ大丈夫だろうと決め込んで少しゆっくりしてから朝食を食べに食堂へ。朝食時もやはり客は私達だけでした。

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外はとんでもない霧

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朝食

朝食は更にお味噌汁もでてきました。鮭の薄さが少し残念でしたが朝食として十分な量で、しかも私の大好きなシソ納豆があったのが非常に嬉しかった。テレビで流れているテレビドラマについて友人とあーだこーだ言いながら食べ終わると、サービスでコーヒーもいただけで大満足。山と言ったらコーヒーというイメージがあるので嬉しかったです。

朝食の後少しゆっくりしてから出発。フロントで昨日のチェックイン時にいたお兄さんに料金を払った後「凄いもやってますけど大丈夫ですかね?」と聞くと「少し降りるとガスも晴れるので大丈夫ですよ」とのことでひとまず安心。大体朝方はこんなもんらしいですが、雨が降ったわけでもなさそうだったのでひとまず安心。お兄さんに礼を言ってから山荘を出発しました。

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寒い中短パン姿の友人


ドンデン山荘:一泊二食付き 7200円(税込)
ドンデン山荘 公式サイト
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